オカルト関係ではないが、グアムのシュートレンジのインストラクターやってたおじさんの話。
日系人で、もともとはフィリピンで警察官をしていたが、退職した後アメリカに渡りこの仕事をしているそうだ。
で、そのおじさんとおしゃべりしてたら警察官の時の話をしてくれた。
まだ若かった時、大規模なデモがあって、おじさんもデモの鎮圧に借り出された。
はじめは座り込んでいる群集にメガホンで退去を命じたり放水する程度だったが、群集が興奮するに連れて警官隊への罵倒、投石が始まった。
銃を出して威嚇射撃までしたが全く静まらない。
そして遂には火炎瓶が警官隊に投げられ、警官隊とデモ隊の衝突が始まった。
おじさんは車の上からメガホンで怒鳴りまくっていたが、群集の中に小学生くらいの男の子が突っ立っているのを見つけた。
男の子は手に何かを持っている。
おじさんは銃を構えて大声で叫んだが、その男の子は止めようとしないどころか、大きく振りかぶった。
おじさんはその男の子を撃った。
その男の子が持っていたのは本物の手榴弾だったそうだ。
おじさん:「確かに私があの子を撃たなかったら多くの犠牲者が出ていただろう。しかし、まさか子供を撃ってしまうなんて・・・」
おじさんは今でもその光景を夢に見るそうだ。