ドキュメンタリー。
ベトナム戦争の時にやむなくアメリカに養子に出された娘が、ベトナムにいる実母と再会。
最初は再会を心から喜んでいたのだが、数日後にベトナムの親戚連中から、「なんでもいいから私達を支えて欲しい。月々わずかのお金でいいから」と親戚一同集まった場で言われて、そのあまりのストレートさに、アメリカで育てられた娘はショックで泣き出してしまう。
それから急に親子関係がぎくしゃくして、「来なければ良かった。早くアメリカに帰りたい」となって、母親も「娘はベトナムの文化(一族助け合うのが当たり前)を知らずに育ったから」と諦めの涙。
シーンは2年後。
アメリカで自分の夫や子供と暮らす娘。
「あれ以来ほとんど連絡していない。何度か手紙が来たけれど。私は彼らに対して自分のドアを閉めた。でもカギはかけていないから」と捨て台詞。
現実ってこんなものなんだろうか?
前に羽賀ケンジが、自分と母を捨てたアメリカ人の父親に再会する番組をやってて、泣きながら父親を許す羽賀のシーンがあったんだけど、あれもやっぱり番組の構成上演技してたんだろうかと思ったよ。