小学生の頃の話。
下校中道ばたにオッサンが、道を背にしてしゃがみ込んでいた。
具合でも悪いのかと思い、おじさん大丈夫?と声をかけようと近づいたら、オッサンが急に立ち上がって叫びながら俺に飛びかかって来た。
ビビって避けたら、バランス崩してそのままふらついて倒れた。
オッサンはそのまま走り去って、何だったんだ今の・・・とちょいパニックになりながら思っていたら、右腕がズキズキドクドク痛み出し、何か温かくなってきたから見たら
・・・右肩から肘にかけてパックリ切れていた。
で、あり得ないほど血がドクドク出ていた。
今でもはっきり覚えているけどその時、怪我の痛さや恐怖感より「お母さんに知られたら怒られる」と思った事。
直後知らないオバサンが悲鳴を上げてかくまってくれて応急措置してくれて、オバサンの車で病院に行った。
その後分かったことだが、そのオッサンは最近近所に引っ越してきた某宗教団体の人だったらしく、宗教って人間を壊してしまうんだ・・・と思った瞬間だった。