あえて捨て子にする風習

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

二年ぐらい前にばあちゃんの弟が癌で亡くなった。

明るくて酒好きなおもしろいおじさんだったから、亡くなったときはすごく悲しかった。
床屋やってて小さい時はよく髪切ってもらったし。

みんなそのおじさんのことを「ひでおじさん」って呼んでて、ばーちゃんも他の親戚も「ひでお」って呼んでたから、普通にひでおって名前って思ってた。

そしたら葬式で全然違う名前の看板出てんのw
「憲行」みたいな、漢字で漢字二文字読み四文字の名前。

何で?と思ってばーちゃんに聞いたら「ひでおは本当は憲行(仮)っていう名前なんだよ」「丑年の次男だから」って。

全然意味が分かんなくて、後でかーちゃんに聞いたら、うちの田舎では丑年生まれの次男は家を潰すから、一回近くの川の橋の下に捨てて、拾った人に名前を付け直してもらうんだって。

ひでおじさんのひでおは拾った人の付けた名前なんだってさ。

ちなみにひでおじさんを拾った人はリアル捨て子だと思って、ひいじいちゃんとひいばあちゃんが「丑年の次男なんで返してください」って取りに行ったら「うちは子供が欲しかったから返したくない。男の子が駄目なら女の子をくれ」って言われて、ばーちゃんの妹が養子に行った。

つーか丑年の次男が家を潰すってなに?
誰か知ってる人いる?

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