これが典型的なストーカー

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

数年前、浮気されて彼氏と別れた。

それから半年程して、友人を介した飲み会で男性Kと知り合う。
それ以来Kとバッタリ会う事が多くなり、仲も良くなった。
SNSでも友達登録した。

その年の10月、久しぶりにSNSに日記を書く。
衝動的に逃避したくなったので、「4日間旅に出ます!」の一文だけww
後はSNSもネットもメールも見ないで、文字通り現実から逃避しようと思った。

翌日には新幹線で2時間、電車で1時間かかる場所に着き、1人でひたすらまったりした

そんな1人旅3日目、旅館へ帰る途中カフェへ寄った。

路面に面した、壁がガラケ張りの1人掛席(スタバみたいな)に座り雑誌を熟読。
歩き疲れもあり、喉が乾いていたのでもう一杯飲もう、そう思って立ち上がり顔を上げた。

真正面に、Kの顔があった。
無表情に凝視していた。

私は恐怖で声が出なかったが、すぐにKは笑い手を振った。
逃げよう、と思ったがKは店内に入り私の隣に座った。

すごい偶然だね!と言っていたけど、ピンポイントでこんな場所で会うなんてあり得ない。

その後旅館までついてきたKとは、その日の夜、外で飲む約束をした。

それ以来彼とは会っていない。
私は約束をすっぽかして最終新幹線で家に帰った。

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