その人は人柱となって守った

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

『地滑りを止めるため人柱となった旅僧がいた・・・』

伝説がよみがえる。

昔々、新潟県板倉町寺野地区では大規模な地滑りが多く発生しました。

田畑は崩れ、家も押し潰され人々は苦しんでいました。

そこへ信濃の国から黒倉峠を越えて1人の旅僧がやって来ました。
僧は荒れ果てた惨状に驚き、何とかして人々を救おうと考え、自ら地下に埋まる事を申し出、
人柱となられました。

板倉町には古くからこのような伝説が残っていました。

昭和12年、村人が農作業をしていたところ土中から甕(作成年代は鎌倉時代と推定)の中に入っている人骨を発見し、この伝説が真実であった事が証明されました

人柱供養堂には、発見された甕と人骨が奉ってあり、尊い旅僧の霊を慰めています。

因みに、その供養堂の場所は映画「突入せよ!あさま山荘事件」のロケ地の中にあったかな。

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