一日中玄関の前にいる老婆

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

リアルタイムの話を書きます。

少しおしゃれなアパートに住んでます。
昨晩、夜中の1時に「ピンポーン」とインターホンが鳴り、モニターを覗くと、老婆が立っていました。

時間も時間なので居留守を使いました。

すると隣の宅のインターホンを押したようでかすかに「ピンポーン」と鳴りました。

その時は、あまり気にするとカミさんが怖がるので、「お隣さんと間違えたかな~」と言って寝ました。

今朝、仕事に出ようとドアを開けたら、老婆がドアのそばに立っていました。

一瞬、びっくりしたのですが、もともと何事にも驚かない性分で話しかけてしまいました。

身なりは農家ぽっい感じですが、清潔感のある服装でした。

俺「なにしてるのですか?」
老婆「いや、あの、あの、このへんを掃除でも、、」

明らかにきょどってます。
よく見ると手に何かを持ってます。

ベランダに置いてあった、車の工具です。(タイヤ交換のレンチ)

俺「掃除ですか、それはどうも。それは返して貰っていいですか」
老婆「あっはい、すません」

俺「仕事に行きますんで、どいていただけますか?」
老婆「あっはい、いってらっしゃい」

お前は俺の死んだばあちゃんか!と突っ込みたくなるほど馴れ馴れしく見送られました。
そのまま取り敢えず仕事に行きました。

そしたら、俺より先に仕事に出た妻から電話がありました。

妻「朝、変なお婆ちゃんが玄関の前にいて、怖かった」
俺「俺も会ったよ、普通に会話したけど、状況は怪しさたっぷりだけど、普通のお婆ちゃんだったよ」

できるだけ妻が怖がらないように気遣いました。

先程、帰宅したのですが、まだ老婆がいたのです。

俺「まだ居たのですか?どちらから来たのですか?」
老婆「いやあの~、あまり気にしないて~」

俺「そう言われても、家の前に居座られても困ります」
老婆「いや、掃除をしてるだけですから気にしないて下さい」

俺「もし帰り道がわからないなら、協力しますよ。住所わかりますか」

老婆は、もぞもぞ言いながら家の前から去って行きました。
一応、先程、警察に報告しておいたのですが、警察は「一応、定期的に巡回します」との事でした。

念の為、お隣さんに警戒するように言いました。

妻が帰宅する時間なので、外で妻を待ってます。
老婆の姿は見えませんが、寒いっす。

今晩、1時を過ぎるまで寝られません。
また老婆が来たら続きをカキコします。

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