骨とハルジオン

AV仕様の最強媚薬・エロティカセブン

媚薬・エロティカセブン

瀬戸内の小島に遊びに行った時のこと。

小高い山に蜜柑畑が連なっており、ひなびた雰囲気が好きな彼はその中をのんびりと歩いていた。

内海が一望できる開けた場所で、荷物を枕に昼寝を始めたそうだ。

ふと気がつくと、彼の傍らで痩せた犬が一匹、尻尾を振っている。
頭を撫でてやると、犬は彼の手を舐めて鼻を鳴らした。

匂いを一頻り嗅いだ後、安心したように彼の側で横になる。
一人と一匹でそのまま転寝を始めたという。

目が覚めた。
数時間も寝たろうか。

大きく伸びをして横を見ると、犬の姿は見えず、代わりに別の物が目に入った。

犬の白骨がすぐ横で、半分土に埋もれていた。
眼窩から伸び出たハルジオンが一輪、花を咲かせていたという。

なぜか怖いとは思わず「犬も寂しかったのかな」などと考えたという。

骨に手を合わせてから山を降りたのだそうだ。

ブログランキング参加中!

鵺速では、以下のブログランキングに参加しています。

当サイトを気に入って頂けたり、体験談を読んでビビった時にポチってもらえるとサイト更新の励みになります!