友達の本心

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

三月の話。
幼馴染であり高校の同級生(Y美)が、私と共通の友人三人を連れてうちに泊まりに来た。

大学が違うのでこれがクラスメイト最後のお泊りだとかなんとか。
家に来たのが既に九時。
うちは親が厳しめなのであんまりはしゃいだりは出来なくて、マンションの最上階に住んでて屋根裏(?)みたいな部屋があるんだけど、そこに泊めるので私も彼女達が来てからはずっとそこにいて、ゲームしたりで適当な時間に就寝した。

多分それが、二時頃。
就寝って言っても、眠いって言い出した子が寝るために電気消したくらいで、特に眠気が来てなかった私は、Y美も含めて全員が寝ちゃうまで・・・というか、眠れなくて、布団に横になって天井を見つめてた感じ。

で、どれくらいか時間が経った頃、不意に、私の横に寝てたY美がむくりと起き上がった。
トイレかなぁ、と思い声をかけるでもなく見ていたら、何だか、起き上がって座り込んだまま、立ち上がるでもなくこっちを見ている。

部屋の電気落としてるし全然表情が見えなくて、一つ間違えばこっちを見てるかどうかすら明確にはわからない状況。
視線を薄っすらと感じるから、こっち見てるんだろうなぁくらいで。

あんまりにも、其の状況が続くから、「どうしたの?」って、言おうと思った矢先。

「死ねばいいのに」って、確かにY美の声が呟いて、彼女は再び寝転がってしまった。

・・・普段から死ねとか殴るとか乱暴な事を言う子なので(行動はしないけど)寝惚けてたのだと思いたい・・・。
でも、それがその子の本心だったのかもしれない・・・。

県外の大学に行った彼女が「万博の為に泊めて」と近々泊まりに来るんですが、正直、関わりたくないです・・・。

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