覗いている目の正体

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

日常に潜む怖い系でいくつかご紹介・・・。

【覗いている目】
温泉旅行が好きで、ひなびた旅館に宿を取ることが多いです。
そこで私は異様な体験をしました。

天井と鴨居の間、欄間ですね、夜に眠っていたら、そこから覗いている目があったのです。
いっしょに泊まっていた友人を起こして、隣を確認しました。

ろくろ首の類かと思ったら鏡台が置いてあり、そこに足をかければ容易に覗ける構造です。

「しかし嫌な体験をしたものだ・・・・・・ビジネスホテルにでも泊まればよかった」と後悔しながら眠りました。

気の晴れない朝をむかえて、旅館の人に昨晩の話をしました。
すると、事の由来を教えてもらうことができました。

「近親婚が繰り返されることを防ぐために、若い旅人を見つくろう風習がかつてあった。ところが、見知らぬ相手と体を交えるのを望まなかった娘が自害して、以来、そのような現象が起きるようになった・・・・・・」

大変申し訳なかった、他のお客さんからもときどきそのような苦情を受けるのですと謝罪されました。

むしろ後から知って、怖気の走った事実があります。

旅館をあとにして、たまたまその地域の人と話をする機会があったのですが、話に聞いたような風習は存在しなくて、それよりも、とある旅館をいとなむ人物に窃視症の傾向があって、町としても困っていると聞かされたことでした。

あのときに私を覗いていたのは、因習の話を作り上げた旅館の人だったのです。
おそらく今でも覗き続けているのではないでしょうか。

【人が笑顔になる時】
友人の運転する車で一緒にドライブしてた時の話。
途中、人気の無い道を走ってたら急に女性が飛び出してきた。
で、思いっ切りその女性を跳ねてしまった。

もちろんブレーキかけて止まったけど、その時の光景が忘れられない。
女性がボンネットの上に乗り上げた勢いで窓ガラスに張り付く形になってた。
しかも顔が車内を覗いてる形になってた。
その上、その女性の顔が満面の笑みだった。

後からその女性の遺書が見つかって自殺しようとしてたのが分かったけど、窓ガラスに張り付いた女性の顔が忘れられずに、俺も友人も車に乗れなくなった。
今では何とか乗れるけど、後部座席にしか乗ってない。

【こんな目覚めはイヤだ!】
スウェーデン・エステルスンド市の南10キロに位置するブルンフロという村で、20代の男性がパーティ中にうたた寝をしていた。
息苦しくなり、目が覚めたのだが、目蓋を開けることができなかった。

接着されていたためである。

目蓋だけでなく、唇と鼻の穴も接着されていた。
顔中に瞬間接着剤が塗布されていたのである。

男性は呼吸困難に陥り、パーティ会場からエステルスンド市内の病院に搬送された。
病院の医療スタッフたちが男性の顔面から瞬間接着剤を除去した。
男性は命に別状なく、助かった。

しかし、現在も顔中の皮膚や粘膜が痛む後遺症に悩まされているとして、男性は警察に被害届を出した。

一部のパーティ出席者がふざけて、男性の顔面に瞬間接着剤を塗布したようである。
しかし、度を超した悪ふざけである。
下手すれば、死んでいたかもしれない。

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