バイト先に波乱万丈な半生を生きてきた人がいる。
その人は”視える”人らしく怖い話を色々聞くんだけど、一番インパクトがあった話。
子供の頃、その人(仮にSさんとする)が友達の家に子供たち何人かでお泊まりした。
泊まりに行った家はお金持ちで、なんか警備の人もいるような家だったらしい。
みんなが最新のゲームに夢中になってる中で、ふと開いてた襖(ふすま)から廊下を見ると、おばあさんが通った・・・足を動かさずにすーっと。
どう考えても”生きてる人間じゃない”動きで通り過ぎたおばあさん。
その家の子に「今、なんか婆ちゃんが・・・」って言うと「たまに通るw」と返された・・・。
で、夜も更けて布団を引いて寝たらしいんだけど、事件はその次の朝に起きた。
布団と布団の間に、死体があった・・・。
知らないおっさんの死体が横たわってたんだって。
それも全裸で・・・。
朝から大騒ぎで、警察も呼んだ。
子供たちもいろいろ聞かれたそうだ。
目撃者も何も無く、全裸なもんだから身元も分からない。
でもブツとしてそこに死体はある。
先に述べたようにこの家は警備の人もいる家でどうやって子供部屋に入ってきたのか・・・いまだに謎らしい。
この事件?は地方紙にも載ったとのこと。
↑は30年位前の話。
続報を知りたいって言ってるんだが、ネットで調べても出てこないって。
なんか知ってる人いないかな?
この話を友達に話したら、そいつとの会話でのSさんの呼び名は『死体の人』になった。
それをSさんに言ったら違う呼び名がいいらしくて他の怖い話をしてくれたんだけど、この話のインパクトには叶わずいまだ『死体の人』と呼ばれてる。
この人は呪いの鍵の話とか、呪いのエロビの話とか、体育座りの爺さんの霊の話とか、後輩が寮入ってた時の話とか、いろいろ怖い話を聞かせてくれたので、その内また投下させて頂きます。