もう一回車で轢いてよ!

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

日常に潜む怖い系でいくつかご紹介・・・。

【殺しちゃいましょうよ】
横浜での話。

中学生くらいの男の子と母親が信号待ちをしていた。
見るからに大切に育てている息子。
でもマザコンチックであったり、教育ママ的でもなく、微笑ましい関係が見ただけで判る、そういう親子。

その時、信号待ちをしていた親子に車が突っ込んだ。
車は息子だけを轢き、母親は呆然と立ちすくんでいた・・・。

周囲の人々が、車の下敷きになった息子を助け出し、救急車を呼び、辺りは人々が取り囲み騒然とした。
息子の腕はちぎれ、足は関節がいくつも出来たように折れ、その顔は苦痛に歪んでいる。

助かるかどうかは判らないが、とりあえず今は生きている・・・。

すると母親が突然叫んだ「殺しましょ、ね、殺しましょ。このまま生きていても苦しいだけだし、腕もどっかいっちゃったし、足も変だし、殺しちゃいましょうよ、ね、ね、ね!!」

母親は周囲の人々に訴えかける。

救助活動をしていた市民が母親に「お前それでも母親か!」と言っても「殺しましょ。もう一回車で轢いてよ!」と。

その後は救急車が来て、どうなったかの顛末は判らない。

【切り取った肺だよ】
12年前の4月に、肺の病気(気胸-肺に穴があく病気)で入院した。

手術で肺の一部を切り取ったんだが、担当の医師が超美人!!
ドラマの医師役で出てきそうな、女性が執刀してくれたらしい。
ICUで身動きが出来ない俺に、「手術は無事終わりましたよ」と、笑顔で言う医師。
ここまでは良かった。

その医師は何かを手に持っている。

ビン?

医師:「これは、切り取った肺だよ。見る?」と、ホルマリン漬けの俺の肺を見ながら恍惚の表情。

医師:「もう変色しちゃったけど、切り取った時は綺麗なピンク色だったよ」とビンを掲げて覗きながら説明。

医師:「これはこのまま保存しておくけど、良いよね?」と聞くので、「俺には必要ないのでどうぞ・・・」と応えたが、見た目とのギャップに恐怖を感じた瞬間だった。

ICU自体が薄暗いから、余計に怖かったし、切り取った患部を患者に見せるって普通なのかな?

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