アトミックソルジャー

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

『飛べバージル!プロジェクトX』って映画があったよね。
マシュー・ブロデリック主演で、彼が軍でチンパンジーに飛行訓練する仕事をしていると、そこのチンパンジーが手話で話せることに気が付く。
調べてみると、そのチンパンジーは研究で手話を教えられたのだが、研究が打ち切りになって、軍に払い下げられたということが判った。

主人公はチンパンジー達に一生懸命飛行技術を教えて、成果が上がるたびに喜んでいたのだが、ある時、変な噂を聞く。
実はこの仕事(チンパンジーへの飛行訓練)をする者は長く続けられないで皆直ぐに辞めていき、チンパンジー達も直ぐに死んでしまうとのことで、真相はこの仕事は核爆弾を積んで飛行し、敵国に核を打ち込みに行くチンパンジーパイロットの養成で、今までに居なくなったチンパンジーは、『放射能を浴びながらどこまで飛行を続けられるか・・・』という実験に使われていた、ということだった。

俺は何も知らないで飛行機を操縦しているチンパンジーに、容赦なく放射能を浴びせてるシーンがもう痛くて痛くて観ていられなかった。
最後まで観ても全然納得できない映画だったよ。

でもアメリカはアトミックソルジャーとか言って、核実験の跡地に兵士を送って人体実験したり、妊婦に放射性物質を飲ませて子供がどうなるか調べたりするという噂がある。

そういえば、ナチの実験で失血した兵士を早く復帰させる方法として、とりあえず何の血を輸血できるかというやつがあって、健康なユダヤ人を使って、馬から牛から羊から、いろんな動物の血液を入れてみたんだって。
あたりまえだと思うが、高熱を発して一人残らず死亡。
一番長く生きたのは豚の血だったという・・・。
それでも7時間だったかな。

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