女子にだけ通じる暗黙の了解

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

女が女である所以(ゆえん)。

私は今年3月まで女子高校生をしていました。
私が在籍していた高校は県立でしたが、圧倒的に女子の比が大きかった。
7:3・・かな。

そこそこの競争率。
そこそこの評判。
そこそこの学内に流れる穏やかな空気。
一見して、何の問題もない学校だと誰もが思うでしょう。
実際、ある暗黙の了解を無視しなければ、そこそこ学校生活をつつがなく過ごすことができるのです。

その暗黙の了解とは何か。

それは男子は知らない、女子にだけ通じる暗黙の了解。
例えばこんな例があげられます。

1.ヒエラルヒーを意識しましょう。
分不相応なランクにいてはいけません。

2.男と話すとき、彼女がいるかどうか確認しましょう。
いた場合、近づかないほうが身のためです。

3.かわいくない子には「かわいい」と褒めましょう。
周りの子はそれに反論したりしてはいけません。逆に美人な子はあまり褒めてはいけません。

4.相手の意見に反論してはいけません。
相手のプライドを傷つけようとみなされる発言は控えましょう。

5.仲間意識が大切な振りを忘れてはいけません。
しかし、だからといって相手を仲間だと本気で思うのは自分自身のためにならなりません。

これは常識として絶対に知っておくべきの暗黙の了解例です。
他には更にもっとえぐいものがありますが・・・。

「これのどこが洒落にならないんだ?」と思いましたか?

しかし、これらが重要なんです。
もし、この禁忌を犯せばどうなるか。

Aさん(仮)は内気でしたが、なかなか友達の目から見ても控えめながらいい子でした。
しかし、自分というものをしっかり持った子でした。
ただ、世間ずれしていなさすぎる子でした。

ある日「告られちゃった・・・」と顔を真っ赤にして相談してきたため、私は喜んで相談に乗りました。

「名前は恥ずかしいからどうしてもいえない。釣り合わないと思ってしまう。」と言う。

名前がいえない・・・釣り合わないと思う・・・という言葉に、そこで私は一抹の不安を覚えました。

しかし私は慣れない恋故と片付けて、焚きつけてしまった。

私:「なに言ってんの!あんたは自分が思ってる以上に魅力的な女だから自信もっていけ!」

彼女はそこであらん限りの勇気を出しました。

そして後日彼女からメールが届きました。

A:「これからよろしく!だってw」

自分:「まじで?!おめ!!そーかついにAにも・・・」

A:「うん・・・ほんと幸せ。ありがとう」

自分:「ま、のろけは聞かせんとってw」

そして爆弾は破裂する・・・。

自分:「ところでそろそろいいんじゃない?結局誰だったわけ」

A:「○○君」

・・・。

○○君。
それは男子ヒエラルヒー最高位に君臨する男・・・。
彼が歩くと春夏秋冬さわやかな心地よい風が吹くとされる。
男子バスケ部に所属し、あまりの美しさゆえに話かけようとすれば女子から軽く村八部。
親密になろうとしたが最後、まずはっきりいって正気のまま卒業できた者がいた試しがない。(2人精神病院、1人転校、1人登校拒否現在進行形)

誰も近づくことができないため、彼の目下の悩みは”彼女ができないこと”。

もちろん慌てて彼女に教えました。
諭しました。

しかし、全てが遅すぎました・・・。

どこからバレたのか、朝登校してみれば彼女の机の上はコンドームとボディソープでぐちゃぐちゃに。
机の中は生理用品で一杯。
トイレに入れば上からガムが投げ入れられる。
家に帰れば家には罵詈雑言の限りを尽くした落書きが、消しても消しても書いてある。

さらに人間関係。
私と一緒にいるときは、皆普通に接していましたが、彼女はなかなか友達が多いほうだったのに、みんな村八分。

しかし冷静に考えてみればわかることですが、彼がAを選び、Aはそれに答えた。
まあ少し眉をひそめる方もいるかもしれませんが、はっきりいって当人同士の問題です。
そんなことで友人関係が崩れる理由になどなるはずがありません。
しかし他女子はそんなところまで考えない。

なぜか?

それは、高3の受験シーズン真っ只中だったからです。
彼女達は自分達の鬱憤のはけ口が欲しかった。
彼女は日に日にやつれ、精神科に通うようになりました。
Aと私はクラスが遠く離れていたため、授業中や教室移動のときに集中的に被害を被っていたようです。

そしてある日。
私が一番戻れるなら戻りたい日です。

その日私は3年の冬となり、面談がありました。
彼女は家が遠いため、すぐに帰らないと電車がなくなってしまうので、それで、彼女は「ばいばい」と手を振って帰りました。

しかし、その夜、Aの母から電話が掛かってきました。

A母:「Aの母です。あの、娘が・・路地裏でリンチに遭って、娘が」

ひどく取り乱していました。
すぐに病院へ駆けつけましたが、彼女は十数人もの男にリンチに遭い、靭帯は両手足と切られ声は声帯を刺され出ない状況にされていました。

彼女とは面会謝絶で、会えませんでした。
○○君も会いにきていましたが、会えませんでした。

犯人は不明。
しかし○○君の追っかけ総元締めグループが「完全犯罪成立!」と影で喜んでいたので、彼女らがけしかけたことは確実です。
更に驚くべきことに靭帯を切ったり声帯を潰したのは彼女達なようです。

○○君は知る由もありません。
そして大多数の女子たちも、事実を知っていても、誰も言わない。
一番かわいいのは自分だからです。

男性はどちらかというと、いくらかの例外を除いて自分で常識、倫理等の構造の枠を作り、それを崩したりしようとはあまり思わない傾向があるように思えます。
なんだかんだといって犯罪をおかしても、彼らは彼らのなかに我流ではありますが、よくも悪くも構造の枠があり、それを壊さない。
だから犯罪にもある程度の傾向がみえる。

しかし、女は目的のためなら壊すことを厭いません。
想像を裏切る思想、論理。

生物学的に、動物として男よりも完成された肉体。
その動物的な、あまりにも動物的なその思考、論理、手段。
細木和子(でしたっけ?)が言っていたという記憶がします。

それが、「女が女である所以」だと。

自分は怖いです。
同じ女であるということ。
そしていつか傲慢にも彼女達に鉄槌を下そうと、国の事実上最高権力者に上り詰めるために、今年某旧帝に入学したその自分の異常性が。

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