鬼子母神の怖い話

カテゴリー「怨念・呪い」

祟り、ではなさそうなんですが、こんな話があります。
前にも書いたかな?
母が小さい頃・・・と言っても母と10歳離れた妹(私の叔母)が生まれたばかりの頃の話で。
祖母は産後の肥立ちが悪く、長い間ずっと寝込んでいました。

当然なのか、叔母も小さく生まれ、元気ではなかったそうです。(今は全然違うんですけどね。)
そんなある日、叔母が急に物凄い熱を出し意識不明になりました。
もう、それは本当にいきなり突然。
医者を呼んでも原因が解らなかったのですが、出かけていた曾祖母が帰宅し、叔母を見て「この子を、鬼子母神が連れて行こうとしてる。鬼子母神が欲しがっている」と言いました。

叔母が熱を出したのとほぼ同時に祖母も高熱を出しでうなされてました。
何とかしないと、ってことで、母と曾祖母の二人で1000個の団子を作り祭壇を設け、曾祖母は母が今まで聞いた事もない『お経』と唱えました。
それは、まるまる二晩、続きました。

母が疲れて朦朧としてると曾祖母が揺さぶって起こし「もう大丈夫、鬼子母神は諦めて帰ったよ」と笑って言ってくれたそうです。
ちなみにその間、曽祖父と祖父と叔父たちは、大叔母(祖父の末妹)の家に行かされてたそうです。
何故、鬼子母神が叔母を連れて行こうとしてたのかは、曾祖母しか解りませんが祖母の産後の肥立ちの悪さは解消し、叔母も元気に成長しました。

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