何故供養してやらないんだ

カテゴリー「怨念・呪い」

8年前の話と今年の正月の出来事。
所々抜けてるかもしれません。

当時の兄が23歳で従妹が17歳。
二人は付き合ってた。
従妹から「妊娠した」というメールをもらった兄は迷わずに産めと言った。
ゴムが破れた事は無かったし、後ろの穴でプレイする事も多く妊娠の可能性は低いと思いながらも産めと言った。

まだ学生だからという理由で親に反対された。
兄は従妹の家へ行き、おじさんとおばさんに交渉するが全く話を聞いてもらえず、従妹本人もだんまりでどうする事も出来なかった。
これがきっかけで別れる事になった。

兄はこれをきっかけに家族と縁を切った。
子供を産ませなかった事に一人怒ってた。

で、8年ぶりに兄を正月に呼ぼうという話になった。
兄が籍を置く親戚の家の人に頼んで連絡をつけてもらって一緒に正月を過ごす事になった。
今は結婚して2児の母になった従妹と再会して「触れられもしない、愛情も注いでもらえない、見てももらえないお前は辛くないやろでも俺は辛い」と、兄はそう言って泣き崩れた。

その理由を聞いて家族はみんな驚愕した。
はじめは従妹に言ってるんだとみんな思った。
兄によると、従妹についてる10cmくらいの水子が従妹の足元で母に甘えようと必死にすがりつこうとして触れられずこけてまた母にすがりつこうと寄っていってこけてを繰り返してるのを見て辛くなったんだそう。

「何故供養してやらないんだ」と兄がみんなを責めるが、うちの家系でそういうのが見えるのは兄と亡くなった祖母だけ。

家族はしょうがない事だから今年ちゃんとお祓いに行くと兄に約束した。
お祓いという言葉が気に食わなかったらしく兄はまた怒った。
従妹の旦那がポカーンとして関係者だけ集めて従妹の親から8年前の話がはじまった。

要約すると8年前、従妹のケータイから「妊娠した」というメールを送ったのは従妹の母。
従妹が妊娠を兄に隠したがっていたのは兄を守るためだと勘違いしてカマをかけた。
兄と従妹が付き合っていたのを両親は知っていたらしく、根拠としても間違っては無かった。
その後わかった事だけど、従妹が妊娠したのは兄の子じゃなかった可能性が高かった。

この可能性は兄も当時指摘していたらしく、他人の子でもいいと食い下がったそうな。
従妹は学校でいじめに遭っていて4人の学生にレイプされていた事がわかった。

妊娠期間もその日付と一致していた。

わかった時にはもう兄は仕事を辞め、地域を離れ連絡も取れないようにしていたために兄には伝えられなかった。

従妹自身は最後にセックスした日と妊娠期間が1ヶ月以上ずれているし、他の男に股を開いたなんて兄に言えば捨てられると思って何も言えなかったそうな。
誰の子かという真相はわからないけど、犯人の4人の親とは示談という形で話は解決したらしい。

隠そうとしてめんどくさくした従妹も悪いという話はとりあえず置いておくとして、兄はそんな嘘にまみれて別れる事になったのが気に食わなかったらしく「やっぱこんなアホどもと縁を切ったのは正解。俺は別に○○(従妹の名前)が産む子供なら俺の子じゃなくても良かった。この話は可能性の話としておっちゃんとおばちゃんに当時したよな。○○(従妹の名前)をどんな事をしてでも一緒に連れて行けばよかった。もう一生俺を呼ぶなよ。アホが移るあと俺の話も一生するな。こんな奴らと家族だった痕跡は残したくない」と後悔の言葉と皮肉の言葉を残して部屋を出た。

玄関までフォローに行った父と私が兄に「触るな!」と怒鳴られた。
普段は温厚な兄の表情は力みすぎて鬼のような顔になっていた。
歯茎からは血が出ていてこの世で見た中で一番怖い顔だった。

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