その墓の土と血を混ぜた物

カテゴリー「怨念・呪い」

復讐と言うか・・・本人に対して直接、行動した訳じゃないが結果的に復讐になった?話。
かなりオカルト成分強めで、俺も言われた事を100%信じてる訳じゃないけど、オカルト板だって事で許してくれ。

中途採用された会社に、Aと言う年下の先輩が居る。
いわゆる「典型的イヤな奴」で元DQN。
詳細は長くなるのでハブくけど、一言で言うと「自尊心のみが異常に発達した子供」
俺は人と衝突するのが大嫌いでなので、年下のAに大してもあまり強く出ず、「大変ですねー」と
いつも受け流していた。

ところが、Aはそれで味を占めたのか俺の事を「何を言っても許してくれる奴」と勘違いし、「○○(俺)は俺の玩具」とか周囲に言いふらしてたらしい。

確か、俺が入社して1年かそこら経った頃だったと思う。

Aの身になぜか、やたらと不幸が降りかかるようになった。

・何もない場所で転んで机の角で頭を切る。
・家の鍵やサイフを無くす。
・彼女を父親に寝取られる。
・赤信号で停車中、後ろからトラックに突っ込まれる。(幸い、大した怪我もなかったらしい)

と、「不運」としか言いようがない感じ。

仕事でもミスを頻発し、上司には怒られ、同僚には「罰があたった自業自得」と冷めた目で見られ
なぜか俺は余計に嫌がらせされる様になった。

ある日の仕事終わり、帰ろうとすると突然Aから「次の日曜、ちょっと付き合え。予定空けろ」と言われた。
行き先を聞いても「うるせえ!」と一括されて教えてはもらえなかった。

まぁ、特に予定もなかったし、しぶしぶ了承。
当日、連れて行かれたのは地元のファミレスで「拝み屋さん(以下、尾上(仮名)と書きます)」と会う約束をしてるから同席してくれ、との事。

俺は、そういう人は白装束と頭に蝋燭の年齢不詳の婆さんってイメージがあったんだけど、待ち合わせ場所に来たのは、20代後半くらいの普通のお兄さん。
お互い、適当に自己紹介を終わらせた後、尾上さんは俺とAを交互に見て「あー・・・」と呟くなり黙ってしまった。

Aは「コレで大丈夫ですよね?」「こいつですよね!」とか意味不明な事を喚いてるし、尾上さんは尾上さんで「うー・・・ん・・・」みたいに難しい顔で唸るだけ。
俺は黙ってイチゴパフェ食ってたんだけど、ひとしきり唸った後、尾上さんが「もしかしてだけどさ・・・”呪いの儀式”みたいな事やったりしてる?」と、意味が分からないから順を置いて説明してくれ、と頼むとこういう事を言われた。

半年くらい前から、Aの夢の中に俺が何度も登場していたらしい。
別に出たからってどうする訳でもないんだけど、Aが夢の中で何をしても動じず。
しかも日増しに表情が「物凄い悪意のある笑顔」に変わっていったらしい

最初は、会社で俺に嫌がらせする事で仕返ししてたんだけど何故か、やればやるほど「悪意ある笑顔」は酷くなっていく。

最近は、口角が耳くらいの高さまで釣りあがり、”非常に耳障りな笑い声”でずっと笑っている・・・との事。

その夢のせいで夜もちゃんと眠れず、何もかもが上手くいかなくなった・・・との事。
もしかしたら・・・とその手の方面で色々調べた結果、尾上さんに辿り着いて見てもらった結果、どうにもAには「俺の生霊」が憑いていた、という事らしい。

生霊ってのはタチが悪く、本人が「呪っている」という自覚がない。
もっとも、これは「呪っている側の執着心が形になったもの」だから、執着心が薄れれば後は勝手に消えていく、はず、お祓いすれば時間は掛るが、なんとかなる・・・と言う事でAはココ最近、ずーーーっと日曜日に尾上さんにお祓いを頼んでいた。

ただ、なぜかお祓いすればするほど「普通の生霊」だった物が、周囲の悪霊だの浮遊霊だの吸い込んで徐々にパワーアップしていったらしい。

尾上さん:「長年やってるけど、どういう手順を踏んだらこうなるか分からない。普通はココまでならない。丑の刻参り100日やっても到達するか分からない。もう生霊と言うより、独立した”悪霊”みたいになってる」

正直、んなこと言われても・・・って感じでポカーンとしてたんだけど、尾上さんの話が終わると同時にAに思いっきり土下座された。

A:「頼む!許してくれ!俺が悪かった!なんでもするからもうやめてくれ!昼も夜も、影からお前の気味悪い笑い声が聞こえてきて耐えられない!お前に悪いことしてたと思う。反省するから!頼む!」

真昼間のファミレスでいきなり土下座され、いきなりこんな事喚かれて正直、良い迷惑だよ。
呪ってる本人に自覚がないのならどうしようもねーだろ、と。
俺、丑の刻参りなんてやった事ないしwwww

すいません、後一レスだけ続きます。

ただAの行動にイラついてAの机にあったプリクラ剥がし、休日を利用して心霊スポットの奥にある無縁仏の墓に貼りつけに行ったり、「その墓の土と血を混ぜた物」に、Aの髪の毛入れた人形作ったり、指切ったついでに、血が止まるまで表面にベタベタ塗りつけて作った「血の鉛筆」で↑の人形にAの名前書いたり、その人形を自殺の名所である崖からぶん投げて唾吐きかけたり、エノキで人形作ってAの名前を呼びながら少しずつ1週間かけて切り刻んだ、とかしただけ。

こんな適当な行為で他人が呪える訳が無い、ただの遊び。
だから尾上さんにもAにも言わなかった。

現在、Aは”一応”会社に居る。
ただ倉庫に行くよう言われると、戻ってくるなり「影から○○(俺)がじっと見てた!」とか喚いたり、俺が話しかけるだけで(電話中なのに)叫んだりと正直、クビになるのも時間の問題じゃないかと思っている。

以上です。
尾上さんの下りは、オカルト成分が強すぎて正直、信じきれてないが、多分、復讐した?できた?のでカキコ。

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