復讐を開始した

カテゴリー「怨念・呪い」

くだらない復讐。
それから面倒があるとダルいので創作と思ってください。

俺はバイオ系の大学院を出て、博士号取得後に大学に勤めたが、パワハラで精神を病んでニートになってしまった。

ピペドという言葉を聞いたことがあるだろうか?
俺はまさにそれで、探しても中々就職先は見つからなかった。

そんな俺だが、1年のニート期間をへて中小企業に勤めることが出来た。
希望に燃えて初出勤。
バイオ系と工業系の部署がある企業だったんだが、工業系の先輩に「お前なんでバイオ系なんて行っちゃったの?工学系にすればよかったのにwww東大まで出てこんな会社かよwwwまあバイオなんて(この会社から)すぐになくなると思うけど頑張ってねwww」なんてからかわれた。

なんでそんなこと言われなければならないのかと、それなりに努力してきた自身が情けなくなったが、それ以上に怒りがわいてきて、コイツに復讐することを決意した。

それから俺は復讐として仕事を頑張った。

企画・営業・実験・報告・知財・予算管理などなど、国の補助金を取りに行ったり、他の先輩を巻き込んでチームで全力で頑張った。

毎日吐いて180センチ50キロまで体重が落ちたりかと思えば、90㎏まで太ったり、心臓が止まって倒れたり色々あったが、このころは本当に楽しかった。

そのかいあって、3年後にはバイオ系が会社のメインになり、俺は仕事で責任者を任されるようになった。

先述の先輩もバイオ系に移動になり、俺の部下になった。
そいつは他の仲間と上手くやれず、じゃまなのでムダな資料整理とかをやらせておいた。

しかし給料は年俸300万のまま1円も上がらなかった。
純利益でも10倍どころじゃなく稼いでたはずなんだが・・・。

俺は仕事が楽しかったし、なにより先述の先輩が肩身狭そうにしているのが笑えたので基本的に満足していたが、他の仲間は昇級していたらしいので、さすがにおかしいと思い始めていた。

そんなおり、後輩の女の子が上司(50代女)のうわさ話を聞いたと言ってきた。
要約すると「俺さんは履歴書が汚いし、バイオ系だし、よそには行きにくいだろう。そういう人は安く使えていいのよね」と言うようなことをトイレで言っていたらしい。
その子もバイオを馬鹿にされて悔しいのだろう、泣いていた。

俺は再度復讐を決意した。

俺は転職活動を始めた。
しかし俺を取ってくれる会社はなかった。
中には「お前もう33でしょ?勉強はできたはずなのに何してるの?普通は結婚して家庭を持ってる年だよ?ちゃんと生きてこなかった奴は顔見りゃわかるよ。なんか童顔で赤ん坊みたいな顔してるもん」なんて言ってくる面接官もいた。
コイツにも後日復讐はしたが、それはまた別の話。

仕方がないから、俺は資格を取得した。
チームの仲間に、資格を取ったので転職活動を始める事を伝えると、上記の女の子や他の先輩も転職するというので、みんなではげましあいながら転職活動を頑張った。

その後チーム5人とも転職を決め、復讐を開始した。

方法は簡単で、仕事を完全に放り投げて辞めることにした。
シンプルで一番ダメージがでかいと思ったから。

女上司には、上記の5人で同じ日の1時間おきにやめると伝えに行った。

俺は3人目だったが、怒鳴り散らし始めたので全く話を聞かずに、無表情のまま退職届の封筒で鼻をツンツンしてやった。
30分間くらい。

5人目だった奴はペンをぶつけられたと聞いている。

奇しくもその日は女上司の誕生日だったので5人目の奴と話し終えた女上司が、会議室から事務室に戻ってくる際、電気を消してケーキにロウソクに火ををつけて、ハッピーバースデーを歌ってあげた。

たぶん感動したんだろう。
プルプル震えていた。

そして俺達は、最初に出てきた先輩に仕事を全て引き継いでやめた。
5人分の仕事をすることになった彼は大変そうだったが、やりがいのある仕事なので頑張ってほしいなと思った。

数か月後、先輩は機械を壊して辞め、女上司は離婚し、会社はやはり儲かってはいないようだと聞いた。
仲間の中の一人が取引先に転職したんだけど「もうあそこ空気最悪っすよww」と笑っていた。

俺は後輩の子に告白されたけど、断ったせいで気まずくなり、他の3人にも会えずにいる。

読みにくい長文で、また、つまんない復讐でごめん。
今日ちょっと色々あって、どうしても吐き出したくなったんだ。

最後に一言。
バイオ系(生物、生化学、生理学、農学など)の院には行くな。
マジで。

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