墓地、また墓地

カテゴリー「怨念・呪い」

一週間ほど前の話。

ツアー旅行でフランスのモンサンミッシェルに行きました。
正午過ぎに現地のガイドさん付きで観光したのですが、結構広いため全てを見て回ることはできませんでした。

その日はモンサンミッシェルの島外のホテルに宿泊が決まっていたのですが、夜12時頃まで島へ行くバスが出ているということで、夕飯を済ませた後(8時すぎくらい)に友人と二人で夜のモンサンミッシェルを散策することにしました。

島へ行くと意外なことに人は殆どいませんでした。
観光地でも夜は出歩く人が少ないんだなぁと思いながら薄暗い中石畳を歩いていると、目の前に猫が飛び出してきました。

猫好きの私は猫を驚かせないよう少し距離を置きながら友人とともに猫の後をつけてきました。
猫はすばしっこかったですが、まるで待っていてくれるかのように時々足を止めてくれたので見失うことはありませんでした。

そして辿り着いたのは、墓地・・・。
かの有名なプラールおばさんが眠る墓地です。
猫はお墓につくと墓石に寝そべり体を舐め始めました。

ガイドさんにいただいたマップでモンサンミッシェルの中に墓地があることは知っていましたが、
日中は見学している暇がありませんでした。

オカルト脳な私は「きっとお参りして欲しかったんだろうな」と思い、誰のものかもわからないお墓の前で手を合わせて帰ってきました。

その帰りにまた別の猫を発見、同じようについていくと、またもや墓地に導かれました・・・。

単にお墓が猫のたまり場になっていただけのようです・・・。
でもいわゆる聖地と呼ばれる神秘的な場所なので本当に不思議なことが起こってもおかしくないな、と思いました。

フランスに行く機会があれば、是非夜のモンサンミッシェルを散策してみてください。

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