エジプトのピラミットに関する呪いの話は非常に有名である。
ツタンカーメンの眠るピラミッドに調査に入った人々が、次々に原因不明の熱病や事故によって死んでしまい、数年以内にほとんど全滅したという恐ろしい話だ。
実際は、呪いで死んだといっても比較的高齢な調査員が調査から一か月後に髭剃りでの怪我による熱病で死んでいたり、ほとんどの調査員は長生きしていたりと、ピラミットの噂はかなり誇張された部分もある。
一方で祟りとも呪いとも取れるような事態には、確かに見舞われている。
さて、このピラミッドの呪いに酷似した事例が、この日本でも確認されたという話がある。
何でも、茨城県の山中に、いつからあるのかすら分からない、正体不明の祠があるというのだが、ここに立ち入った者は必ず災いに見舞われるという。
これまでに何度か調査も試みたが、その都度、関係者が事故に見舞われたために立ち消えになっている。
そして、中には撤去を進言する者もいたようだが、こうした発言をした者は遠からず変死したり、自殺を遂げてしまっているというから物騒な祠である。
ある都市伝説では、この祠に「徳川埋蔵金」に関する重要なヒントが隠されているとも言われているのだが、関わったら死ぬのでは誰も真面目に調査はしない。
こうして、噂は残れど真偽のほどは謎のままで、この祠は今でもひっそりと残されているということだ。
勇気のある方は探してみては如何だろうか。
上手く行けば、「徳川埋蔵金」を独占することだって可能かも知れない。