腫瘍になってしまった子供

祖母とその妹の話。

祖母は病弱で親や親戚は嫁に出せないと諦めていた。
そのためいい縁談は祖母の妹に集まり、「姉にもお世話して欲しい」との条件で大きな家に先に嫁に行った。

その後、祖母も望まれて結婚、子どもも4人産んだ。
しかし、妹は健康だったが運悪く子どもに恵まれなかった。

当時は不妊治療もなく民間療法や祈祷をしょっちゅう舅姑から迫られていた。
拝んだ石でできた玉を膣に入れるという祈祷をした後、男の子を一人授かった。

でも母乳が出ず、4人目を産んだばかりの祖母が預かったりもしたらしい。
乳離れもしてようやくのんびり生活になりかけた頃から祖母の妹は病気がちになり
子どもが中学の頃に病気で亡くなってしまった。
その後しばらくの間、祖母は怖い夢をたくさん見た。

陣痛とともに黒い石ころをたくさん産んでのたうちまわる。
子どもを産んだら大きな石だった。
さらに妹が夢に出てきて崖から飛び降りるなど。

一時ほど見なくなった頃、妹が夢に現れ「ねえさん、・・・お腹・・・石。」といって泣いてた。

気になって甥に連絡してみたが何も変わったことはなかった。
その後、祖母は貧血がひどくなって倒れることが数回あり、病院にいくと大きな子宮筋腫ができていて手術で子宮ごととった。

摘出した筋腫は子どもの頭くらいで髪の毛も歯もあった。
ずいぶん後に妹の婚家の知り合いに聞いた話では、妹は舅姑にいじめられて辛い生活を送っていたらしい。

筋腫は妹の恨みの塊だったのかもしれないと祖母は今でも思っている。

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