彼女が呪えば呪うほど・・・

カテゴリー「怨念・呪い」

怖い話投稿サイトで見た話。

報告者の女性には高校時代から仲良くしている友人Aがいる。
Aは可愛くておっとり性格もいい優等生なんだが、それだけに同性からやっかみを受けよく嫌がらせされていた。
しかし彼女は「大丈夫だよ~^^」と全く意に介する事はなく、逆に嫌がらせをした者たちがひどい目に遭っていた。

それも本人が一番プライドや自信を持っているところが崩壊する形で。
Aの彼氏を奪った女は彼氏との二人乗りで事故に遭い、自慢の美貌には治らない傷が残り、Aを裏切った彼氏も重度の障害が残った。

Aが吹奏楽部のパートリーダーに選ばれ嫉妬で楽器や楽譜を壊された時も犯人の家庭は崩壊して部活どころではなくなった。

テストの成績を競っていて嫌がらせを仕掛けた相手は絶対に受かると言われた底辺滑り止め大学含め全て受験失敗。

はじめは因果応報自業自得と思っていた報告者だが、さすがにおかしいと思い始める。

やがて時は経ち、報告者は社会人となるが職場のお局様から嫌がらせされていた。
なんの気なしにAに愚痴とも相談ともなく話す報告者にAは「大丈夫だよ~私がなんとかしてあげるね~^^」と、数日のうちにお局は汚職だか不倫だかがバレ、家庭崩壊、逃げるように職場を去っていった。

既にAは自分の意志で自由に特定の相手を呪う?ことが出来るようだった。

で、どういう流れだったか、ついに報告者がその呪いの正体を知る日がくる。

Aには彼女が幼い頃から体が弱く入退院を繰り返す母がおり、高校時代には既にずっと病室から出てこれない状態だった。
その頃からAに仇なす者に災いが向かうようになり、比例して母の体調は悪くなっていった。

母のAを思う気持ちが呪いとなっていたと気付く報告者だが、当のAは気付いておらず、自分の力と思っている。

母親は今やミイラのように枯れかけて昏睡状態だった。
母の娘を思う愛が歪んだ方向に進み、娘は母が命を削って守ってくれていることに気付かないままなのが後味悪かった。

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