黒い影が彷徨る近くでは

カテゴリー「怨念・呪い」

営業で住宅地を回る事が多いんだが、昼休みは適当な店に入って食事をとる
その日は大きめな交差点の見える喫茶店でのんびりしていた。

ふっと交差点を見ると、黒い影が交差点を歩いていた。

それに対になる人はいない、人影だけなんだけど、形は非常口の人影にそっくり。

何だろ・・・・・・と見守っていたら、人影はくるっと方向を変えて猛スピードで居なくなった。

霊・・・・・・にしちゃ、変だなぁと思って暫くすると消防車が大量に人影の向かった方に走って行った。

それから四回、人影に遭遇する度に消防車や救急車が人影と同じ方角へ向かった。

ある時、電車に乗っていたが、窓の外を人影が並走していたのを同僚が気づいて教えてくれた。
あ、と思った次の瞬間、人影は電車を追い抜いて行った。

驚いたのはその後だった。

線路の側で燃え始めている家が見えた。
その家の屋根の上で、人影が踊っていた。

黒かった姿は、炎を纏っているようで燃えているような、喜んでるような感じ。
ずっと火事を追い掛けてたのか・・・・・・と怖くなった。

それから、三回人影を見かけるけど、また火事。
普通の火事もあるけど放火魔もいる地域で、こいつが原因じゃないといいなと本気で思ってる。

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