夜の22時頃、風呂上がりに母が撮った写真を見ていました。
何の変哲もない街の写真が1枚あり、私は「これどこで撮ったん?」って訊きました。
私の町には昔ここらを統治していた将軍様が祀ってある場所があります。
その場所はこの町で一番高い場所(100mくらい)である山の頂上で、その山は町の境にもなっており、写真は頂上から見える隣町を撮ったものだそうです。
しばらく写真を眺めていました。
気付いたら、私が見ていた隣町の風景は、写真を通してではなく、実際に自分の目で見ていました。
何が起こったのかわかりません・・・。
私はいつの間にか、崖の縁に立っていました。
断崖絶壁。
落ちたら死にます。
一瞬の間、地面が揺れたのか私の体が揺れたのかわかりませんが、崖から落ちてしまいました。
足をすべらした瞬間、私は崖にしがみつき、必死で這い上がりました。
一体何が起こったのか・・・。
泥だらけになって家に帰り、時刻は朝の6時。
昨日の22時からの記憶が全くありません。
私はいつのまにか、崖の縁に立っていて、父と母に話したところ、とてつもなく驚いていました。
将軍様の呪い?なんでしょうか。
写真はまだあります。
先週の出来事です。