スーパーコンピューターは世界各国で激しい開発競争がされている。
日本が誇るスーパーコンピューター『京』は1秒間に1京回の計算ができることから、『京』という名前がつけられたと言われている。
その数字に私達はピンとこない・・・。
神の領域の数字に思える。
スーパーコンピューターはその超高度な計算能力を利用して、あらゆるシミュレーションをするんだそうで、世界の気候の未来予測を世界各国のスーパーコンピューターが別々にしているんだそうだ。
ここで不思議なことが起こる。
スーパーコンピューターの予測といえど、性能が違うので、各国それぞれ出てくるデータは多少異なる。
ある国のスーパーコンピューターは5年後のCO2濃度が+10%と予測するし、別の国は+1%にとどまると予測するといった感じである。
しかし、各国すべてのコンピューターが弾き出す結果で唯一共通している結論がある。
それは、ある年を境に世界の平均気温が100度を突破する・・・ということ。
しかも前年度比+75度という一見、ありえないシミュレーションを弾き出しているんだそうだ。
もちろん科学者たちも「この結果はマシンエラーだ」というが、さすがに複数のスーパーコンピューターが同じ結論を出している、少々気味が悪い。
「神がスーパーコンピューターを通じて、人類に警告している」
・・・そういう人もいる。
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