不気味なチャイム

カテゴリー「都市伝説」

怖いというか、未だに謎な話。

小学校3年のときに3時間目の授業を受けてるときにチャイムが鳴ったからああ授業が終わったなと思って時計を見たら、まだ後10分くらい残ってて、「あれ終わってないじゃん」って思ってよく聞いたらチャイムがいつもとちょっと違ってたことがあった。

なんかテンポが遅くてキーも低くてメロディーも微妙に違ってるのが気持ち悪かった。
とくにキンコンカンコンの最後のコンの部分が完全に不協和音で強烈に違和感があったから、いつものチャイムが機械の故障で遅回しになったとかいう単純なものではないなってのはわかった。

クラスのみんなも何これ気持ち悪いって騒ぎ出したんだが、先生が一番焦っていてチャイムを聴くや否やものすごい剣幕で廊下に飛び出した。
廊下には他クラスのの先生も同じように集まっていてかなりテンパッた感じで何か話していた。
内容は聞こえなかった。

そのうち学年主任の先生が来て教師全員を放送室に集合させるように言った後、みんなものすごい勢いで放送室に集まっていくのが窓越しに見えた。

その後の4時間目も先生は来なくて自動的に自習(全学年が)になったわけだけど、またたく間に「さっきのはおばけチャイムだ」という話が広まった。

昼が過ぎて5時間目は普通に先生がきて授業をしたけど、そのチャイムのことは一切言及しなかった。
こっちからきいても適当にはぐらかす感じがいかにも怪しいと子供心に感じたけど、この話はここまで。
あれから20年経った今でもあれがなんだったのが全くわからん。

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