あまり見かけなくなった和式便器。
小さな子供から老人まで、足腰の悪い人でも苦労少なく利用できるため、公共施設はもちろん、家庭用トイレも便座にすわって用がたせる洋式便器が選ばれている。
この「便座に座って用をたす」ということが、体にはよくないという。
洋式トイレで用をたす体勢は、直腸と肛門管が曲がってしまうことになる。
曲がっていることで排便がスムーズでなくなり、必要以上にいきなまくてはいけない。
また、便が残りやすく憩室症という便が腸の中で膨らむ病気になり、腹痛や出血の原因となる。
和式トイレでの用足し、いわゆる腰を浮かせたウンチングスタイルなら、直腸と肛門管が曲が曲がらずまっすぐになる。
洋式トイレで便がでるまで平均130秒かかる人が、和式トイレだと平均50秒で便がでるようになった。
ほとんどのトイレが洋式になっている現代。
どんなによくてもわざわざ和式トイレを探して用をたすのは難しい。
要は直腸と肛門管を曲げなければいいのだから、便座に座らなければいいだけ。
便秘、腹痛で悩んでいる人は、便座に座らず用をたしてみると改善されることがある。