「発明王」として名高いトーマス・エジソンを知らぬ者はいないが、彼の最後の発明を知る者は少ない。
彼は晩年、霊界との交信の研究に明け暮れ、最後の発明は霊界交信機だという。
ただ、この霊界交信機は現存しない。
遺族が不名誉だと破棄してしまったからだ。
時代を変えた天才の最後の発明。
それが霊界と通信ができたか確かめる術はもうない。
しかし、現在でもその発明を追い求めている者達がいる。
おそらく、エジソンは死後何らかのメッセージを残すためにこの発明を作ったに違いないからだ。
それは、新しい発明のアイデアなのか、莫大な隠し遺産のありかなのか、答えはその装置のみが知っている。