並木道での違和感

カテゴリー「都市伝説」

初めまして。
いつもは見ているだけなのですが、勇気を振り絞ってカキコしてみたいと思います。

私の家の近くには、並木道があります。
私はほぼ毎日、学校に通うときにその並木道を通ります。
その並木道はとても長く、木の本数なんかとても数えられないほどです。

ある日の事でした。
私がいつものように並木道を歩いていると、何故か違和感を感じました。
それがなんなのかは分からないのですが、変なのです。
その時はそれほど気にもせず、さっさと家に帰りました。

次の日、ニュースを見ると『○○町で殺人事件が・・・』とやっていました。
○○町は割と私の町の近くにあるので、少し不安でした。

その3日後くらいの夕方、私は並木道を急いでいました。
でも・・・やっぱり何か変なのです。
私は気味悪く思い、走って家に行きました。

家に着きテレビを付けるとやはりニュースがやっていました。

『++町での火災が・・・一家全員が死亡し・・・・・』

私はゾッとしました。++町とは隣町だったのです。

1週間後のことです。
私は恐怖のあまりからニュースを見なくなりました。
だってまた怖いニュースを見てしまったらと・・・・。

私が並木道を歩いていると、またあの違和感です。
でも私ははっきりと分かってしまいました。
この妙な違和感の正体を・・・・・・・・・・・。

並木道の長さが長く、つまり木の本数が増えているのです。

なんで・・・どうしてこんなに!?

私は鳥肌が立つのを感じました。
そして、木の方を恐る恐る見ると・・・木の樹皮に顔がくっきりとあるのです。
それも、みんな私の方だけをじぃっ・・・と見て・・・・。

私は「きゃああああぁぁぁあぁぁああッッッ!!!!!!!!」と叫んで、その場で気を失ってしまいました。

目を覚ますと、そこは病院でした。
なんでも話によると私は並木道の途中で倒れていたそうです。

私は今、引っ越して別の学校に通っています。
私があの並木道を通る事はもう無いでしょう・・・。

少なくとも、そう願いたいです。

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