「通りゃんせ通りゃんせ、ここはどこの細通じゃ天神さまの細道じゃ、ちっと通して下しゃんせ御用のないもの通しゃせぬ、この子の七つのお祝いにお札を納めにまいります。
行きはよいよい帰りはこわい、こわいながらも通りゃんせ通りゃんせ。」
とうりゃんせは誰もが聞いたことがある童謡だと思います。
この歌の詩にはいくつかの説がある。
1、川越城内にあった三芳野天神へお参りに出かける歌で、城内の警備が厳重だから怖いのだ、という説。
2、飢餓でひもじい思い出死ぬなら、いっそう親の手で殺してしまおうと言う歌。
行きは逝きで帰りは黄泉(よみ)から帰るという意味。
3、7歳になった子供を天神様に行くという人身御供の詩。
天神さまの細道には子供しかいけず帰りは怖いというフレーズには、子供を間引く意味が隠されている。
この3つのほかにもいくつかの説があるが全てに言えるのは帰りが難しい、怖い、もしくは帰る事が出来ないと意味である。
最近減ってはいるが盲人用信号機のある横断報道にこの歌が流れている。
子供と横断報道を渡る時は絶対に戻ってはいけないという意味もあるらしい。
青信号が点滅に変わるタイミングによっては、メロディーが次のようになることがある。
~行きはよいよい帰りは「ピーポーピーポー」→帰りは交通事故を暗示させる。