◯◯を一生懸命食べていた

カテゴリー「都市伝説」

私は訪問介護の仕事をしています。
いろいろな家庭環境の人がいて、家族にしっかりと世話してもらっている人もいれば、そうでない人もいます。

今回はそんなお話です。

Aさんは現在87歳のおばあちゃん。
痴ほうが入っていて今は自分が誰かもわからない様子。
家族はAさんの世話することはほとんどなく、三日に一度訪れたときは、食事も満足に与えられておらず、排泄物もそのままになっていることが多くあります。

こういう方は、褥瘡(じゅくそう・・・ひどい床ずれのようなもの)がひどく、口腔ケアもなっていなため歯槽膿漏になり、ひどい臭いがします。
私はもちろん家族にそのことを話すのですが、”早く死ねばいい”としか思っていないような反応です。

ある夏の日、私がその家に伺うと、おばあちゃんは何かをもぐもぐと食べています。
”ちゃんとご飯食べさせてもらってるんだな”と思い、近づいてみると、おばあちゃんが食べているのは「ウジ」でした。

どうやら、おばあちゃんが口を開けて寝ていたときに、ハエが直接おばあちゃんの歯槽膿漏の歯茎に直接卵を産みつけたらしく、次々とわいてくるウジをおばあちゃんは一生懸命食べていました。

それからしばらく、わたしはご飯を食べられなくなってしまいました。
ご飯粒があれにみえて食欲がわきませんでした。

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