視界が真っ赤

カテゴリー「都市伝説」

友達に聞いて鳥肌たった話。

タクシーの運転手が一人の女性を乗せました。
運転手が行き先を尋ねたところ自宅に帰るとのこと。

女性:「次を右」

女性:「このまま真っ直ぐ」

女性が案内しながら道を進んで行きました。

バックミラーで運転手が時々後部席を見ると、女性はうつむき加減で表情が分からないのですが、髪が綺麗で顔の造りも美しい感じに見えたのです。
大人しそうで、か細い声の女性に運転手はとても興味を持ちました。

やがて道は人気の無い山の方へ進んで来ました。
店も小さな食堂が一軒あるだけで民家もほとんど見当たりません。
女性が最後に「真っ直ぐ行って右にある家です」と言い、運転手が見ると小さくて少し古い家でした。

女性の家に着き彼女を下ろした運転手は、彼女が気になっていたため、しばらく女性の姿を見ていました。
女性が家に入っていくのを見届け、帰ろうかとも思ったのですが、どうしても彼女の顔をよく見てみたいという衝動にかられ、犯罪行為とは思いながらも「少しだけなら・・・」という気持ちで女性の家に近づきました。

近くに来て見ると、全ての窓にカーテンがかかっていました。
しばらく家の周りを見ていましたがカーテンが開く気配もなく、女性に気付かれてもいけないと思い、帰ろうとしたところ玄関のドアに目が止まりました。
ドアの鍵穴が昔の鍵穴のような形をしていて大きかったのです。

運転手:「ここからなら少し見えるかも」

そう思い、ついに運転手は女性の家の中を覗きました。

ですが女性の姿は全く見えず、視界が真っ赤になりました。
しばらくの間覗き続けましたが一向に景色は変わらず女性の姿も家の中の様子も見えません。

運転手:「なんだろう?サビてるのか・・・?」

そう思って、鍵穴から目を離し、帰ることにしました。

ですが運転手は女性のことがまだ気になっています。
来た途中にあった小さな食堂に、食事がてら女性の話を聞いてみようと寄ってみる事にしました。
そして店のダンナさんに一部始終を話し、恥ずかしいながらも覗いてしまった話もしました。

運転手:「覗いてしまったんですがねぇ、何も見えなくてなんだか赤っぽいモンしか見えなくてね・・・悪い事は出来ないよねぇ」

そう話すと店のダンナさんが一言・・・。

店のダンナ:「あの人ねぇ・・・目が真っ赤なんだよ・・・」

以上です。
最初意味が分からないって言われた事もあるんですが、分かった時にゾっとしました。

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