ニュージーランド・ヘラルド紙によると、バルバートさんは2年ほど前から耳の奥で変な音がし、何かが「ごそごそ」と動くような感じで、強いかゆみを覚えるようになった。
我慢できずに、指を突っ込んだり綿棒を使ったりしてみたが奥まで届かなかった。
医者に診てもらい、2回ほど水で耳を洗浄したが症状は治まらず、原因も分からなかった。
そこで専門医に相談して調べてもらったところ、バルバートさんの耳には鼓膜の辺りなどに約100匹のダニが住みつき、卵を産んでいるのが分かった。
湿気のある耳の中がダニの絶好の繁殖場所となっていたようだ。
早速、すべてのダニや卵を吸い出したが、わずかに残った卵が孵えったり(かえったり)してなかなか絶滅させることができなかったらしい。
結局、カイセンやシラミを退治する溶液を使って、やっと治療が完了し、バルバートさんは今では安らかな眠りを楽しんでいるという。