心肺停止!

カテゴリー「不思議体験」

誰かに話したくなったから聞いてくれ。

俺21才、某コンビニ店員。
今日は20時から24時までバイトだった。
20時半くらいかな、一人のお客さんが来たんだ。
その人をAとする。

Aは70歳くらいのおじいさんで、まぁちょっと障害もちって感じなんだよね。
一日一回は来るから顔も覚えてた。
んで、レジしたんだけどいつもと少し様子が違ったっていうか、いつも以上に挙動不審だった。

よだれもめちゃくちゃ垂れてた。

んで、Aのレジ終わらせて仕事に戻ったの。

その30分後くらいかな。
またうちの常連客で、70歳くらいのおじいさんが来たんだ。
この人はBとする。

Bも少し障害持ってた感じだった。
んで、BとAは多分友人だったんだと思う。

Bはいっつも、なんかぶつぶつ言いながらカフェオレを買っていくんだけど、今日は違ったの。

B:「心肺停止!心肺停止!」

これを連呼しながらカフェオレを買ってったんだよね。

心肺停止?
何言ってんだこいつwww

・・・なんて思いながら、まぁレジをしたわけ。
そんで、それからまた30分後くらいかな?
今度は警察がお店に来たの。

警察:「Aさんが心肺停止で亡くなった。状況などを教えてもらいたい。」

え?

俺は何が何だか全然分からなかった。
いや、Aはさっきまで生きてて、ここに来て、いつも通りに俺はレジをした。
つい1時間前、その人は確かに生きてた。
常連客だったから顔も鮮明に思い浮かぶ。
警察は、Aがどんなものを買っていったのか、どんな服装で来たのかなどなどを聞いてきた。

警察がなんでそんなことを調べたかったのかは知らない。
ただ、Aの最後のレジをしたのは俺で、その時の状態なども聞かれた。

Aの名前は知らない。
で、30分くらい警察の質問に答えてそのことは終わった。

ただ、それからAの顔が頭から離れないんだよ。
もしあのレジした時に異変に気付いて、一言かけられていたら、こんなことにはならなかったのかも。
なんて考えてしまうんだ。

ただね、警察はBのことについてもすごく聞いてきたんだよ。
まるでBがAを殺した殺人犯みたいに。

すまんな、以上です。
聞いてくれてありがとう。

大事なこと書くの忘れてた。
Aは大量の食料品と洗剤を買っていったんだけどさ、なぜかBがそれを返品に来たんだよ。
洗剤は返品しなかったんだけどな。

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