日本を代表する経営者。
こう言われると誰を思い浮かべるだろうか?
松下幸之助、本田宗一郎、孫正義・・・。
その中のひとりに藤田田(ふじたでん)という人がいる。
藤田田という経営者は日本にマクドナルドを輸入してきて大成功を収めた伝説の経営者である。
藤田の出身は大阪。
彼は大学進学を機に東京に上京、学生時代はGHQの通訳者としてアルバイトをして活躍したそうだ。
GHQのメンバーの中にはユダヤ人がいて藤田は通訳という役割上、彼らを懇意になる機会に恵まれた。ユダヤ人のある人が藤田にこっそり「ユダヤ人だけが知る成功の法則」を教えてくれたそうだ。
成功の法則を解説する前に、ユダヤ人について話そう。
ユダヤ人は商売と数学に関して天才的な才能を持つ人種といわれている。
その才能はビジネスにも現れており、例えばGoogle、スターバックス、Facebookなどのトップを張っている創業者や経営メンバーにはユダヤ人が多くいるといわれている。
そして、ユダヤ人だけが知っている秘密の成功法則が「78対22の法則」と言うものだ。
別名「ユダヤの法則」とも呼ばれている。
78+22は100になるが、この比率は世界のあらゆるものに共通する数字であり、この数字を用いることであらゆることがうまくいく。
究極の成功法則なのである。
例えば、地球の窒素は78%それ以外は22%。人間の腸内環境が最も健康な状態は善玉菌が78%、悪玉菌が22%である。
世界の富は富裕層が78%を持っており、それ以外が22%を持っている。
あらゆる物事に於いて、「ユダヤの法則」のバランスが取れるとうまくいくのである。
藤田田は「ユダヤの法則」を基にビジネスをしていたという。
その一例として藤田はマクドナルドを大成功させるためにあるセットメニューを思いついた。
それが「サンキューセット」390円でバリューセットが食べられるという商品なのだが、これが空前の大ヒット。
マクドナルドの売上はうなぎのぼりに上がっていった。
この390円という金額はでたらめに付けられたのではなかった。
お昼ごはんを食べるお金の基準はワンコイン=500円が基準となる。
そして、390円のサンキューセットで500円を支払った時に返ってくるお釣りの金額は110円。
この「390円」と「110円」の比率がキレイに78対22なのである。
サンキューセットは当時の流行語大賞にまで選ばれる大ヒットっぷり。
マクドナルドは日本を代表する企業にのし上がった!
しかし、残念なことに藤田が引退するとマクドナルドの業績はどんどん悪くなっていった。
そして、藤田は78歳で亡くなる。
この年齢にもなにか訳がありそうだ。