地球からケンタウルス座方向に約340光年離れた所で、「太陽」が3個ある惑星を発見したと、米アリゾナ大などの欧米チームが7日付の米科学誌サイエンスに発表した。
南米チリにある欧州南天天文台のVLT望遠鏡を使い、赤外線で惑星を直接捉えた。
この惑星は質量が木星の約4倍で、表面温度は約580度。
形成されてから約1600万年と推定され、非常に若い。
惑星から見て太陽に当たる恒星は大、中、小の3個ある。
3個が一緒に昇って沈むため昼夜が変わる時期と、順番に昇ってほぼ昼間が続く時期があるという。
この不思議な仕組みは円軌道の組み合わせで起きる。
中心は大きな恒星で、惑星は周囲を約550年かけて公転している。