【ハンガリー人宇宙人説】
ハンガリー人宇宙人説とは、ハンガリー人は地球以外の惑星(特に火星)から来たエイリアンという都市伝説です。
はるか昔、異星人たちは宇宙船に乗って地球を訪れ、現在のハンガリー領に着陸した。
しかし当時、ヨーロッパに住んでいた諸部族は野蛮であったため、自分たちが他の星から来たよそ者だということが知られると、迫害される恐れがあった。そのため彼らは自らの出自を隠し、地球人としてふるまい、地球人そっくりに生活するようになった。
この説は、フェルミのパラドックスに対する回答としても知られている。
フェルミのパラドックスとは物理学者エンリコ・フェルミが1950年に投げかけた疑問で、宇宙には幾多の星があり、その中には生命が誕生してもおかしくない星も相当数あるはずなのに、未だに地球に異星人が来訪しないのは不思議だ、というものである。
フェルミがこの問いを発したとき、昼食仲間のレオ・シラードは、回答としてハンガリー人宇宙人説を挙げた。
すなわち、異星人はすでに地球に来ていて、自分はハンガリー人だと名乗っているというのである。
現在では、ジョークとして語り継がれているそうですが、この都市伝説の根拠となったのは下記3つの特徴からだといいます。
1.ハンガリー人には放浪癖がある。
2.ハンガリー語は周辺諸国のどの言語とも類似性が無い。
3.ハンガリー人は並はずれた知能を有する。
上記の特徴を裏付けるかのようにハンガリー人は世界で活躍していました。
原子爆弾開発などに関わったハンガリー生まれのアメリカの物理学者・分子生物学者レオ・シラードは、「1900年頃、確かに火星人の乗った宇宙船はブダペストに降り立った。そして出発するとき、重量オーバーのために、あまり才能の無い火星人たちをそこに置いてこなければならなかったんだ」と述べたことがあるそうです。
ハンガリー出身のアメリカ合衆国の数学者フォン・ノイマンに至っては、IQ300以上あったとも言われるその明晰な頭脳から、火星人と噂されたこともあったそうです。