バスに乗っていたときの話。
私、運転手のすぐ後ろの席に座るのが好きなのね。
だからそのときも運転手の後ろに座ってたの。
で、私の左前方にはお姉ちゃんが立っていて、ちょうどバスの進むほうを向いていた。
ちょうど私はお姉ちゃんの後姿を見るような状態。
バスは結構混みあってた。
バスが停留所に着いたとき、お姉ちゃんの腰の辺りをさわさわしている『手』が見えたのね。
うおっ!
痴漢!
そう思って手の主を探したんだけど、お姉ちゃんを触れる位置ってのは、すでに降りる客で流れている。
つまり、そこに立ってられる人はいないのね・・・。
『手』は、私に見られた瞬間、「しまった!」って感じで、びくぅっ!として引っ込められた。
朝っぱらだったので、びっくりしただけなんだけど、未だに謎。