アステカ文明の生贄

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

アステカの人食祭

かつて中央アメリカをアステカ文明があった。
彼らは52年の周期のいずれかに地震によって文明が滅びるという信仰をもっており、それら厄災を回避するために、生け贄の儀式をしばしば執り行っていたことはよく知られている。

神官が黒曜石のナイフで胸を切り裂き心臓をつまみだして神に供える。
その後、頭部と胴体はきりはなされて、頭部は神殿に並べられ、胴体はピラミッドから投げ捨てられ、敷地に放ってあるコヨーテやジャガーの餌となったという。

しかし、アステカの特筆すべき祭事はこれだけでは無い。
スペイン人の記録によるとチョルーラという町では、ある若者を神様扱いし、礼拝し食べ物を供え、女をあてがい勝手気ままな放蕩のかぎりを尽くさせていたという。

そして若者が太ったところで、お祭りが始まり、その若者を殺してみんなで食べてしまうということを行っていたという。

征服者であるスペイン人は、アステカ人の奇怪な習慣をことさら取り上げて征服の正当化に利用したという指摘もあるが、それまでヨーロッパ人が接した価値観でないもののなかで、アステカ人が生きていたことは確かである。

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