不思議体験できる方法ではないと思うけど・・・。
友達が大学の頃一人でボロボロの平屋に住んでて、部屋が茶の間の他に二つあって一つを自分の部屋に、もう一つの部屋は建て付けが悪いのか扉が15センチ程しかあかない為、一切荷物も置かず空き部屋にしてたそうです。
なのでその部屋に一回も入ったことがなく存在しないものとして生活していたそうです。
けど、その空き部屋には窓が一つあって、ボロボロのカーテンが貼っており、その隙間から中の様子が見えたので出掛ける時など何の気無しにチラ見したりはしてたそうです。
その話を聞いて自分はものすごい興味を持ちました。
何か怖いじゃないですか。
家に人が一切使ってない空間があるとか。
で、ある日友達数人と遊びに行った時に「その部屋に幽霊呼び出そうぜ!」って盛り上がって「ひとりかくれんぼ!こっくりさん!」とか色々話してる中で、一人分の食事を用意して部屋に置いとくという適当なものに決まりました。
早速コンビニで弁当を買って、15センチの隙間から床滑らせて部屋に入れました。
「適当に食べてねー!」とか言いながら・・・。
それから10分後くらいに扉を開けて中を見ると弁当が見当たりません。
ライトで隅々まで照らして探しましたがよくわかりません。
「こえー!」とか言いながらバタバタと茶の間に戻ると、コタツの上にさっき部屋に入れた弁当の殻が綺麗に食べてあって蓋もピチッとしてありました。
これは本当に怖いっていうかよくわからないというか・・・。
混乱してなに?どういうこと?誰か食ったの?誰か窓から入ってきたんじゃない?とか色々出ました。
窓の外からライトで中の様子を見ましたが誰もいないし、鍵もビッチリかかってました。
それだけの話です。
すいませんでした。
もう一つの部屋。
補足というか蛇足ですが、それ以来隣の部屋に人の気配がするとかで友達は近くのボロアパートに引越しました。
気のせいだと思うとは本人も言ってましたけど・・・。