先週の話。
遅く帰ってきて嫁は寝てたので用意されてた飯食って皿とか洗った。
ウチは瞬間湯沸かし器とかなく、団地の給水塔の水なので夜の冷気に当たって水が冷たい。
ついでに鍋なんかも洗ったので、手もすっかり冷たくなってしまった。
かじかむ手でタバコを吸い、開いてた食器棚を眺めていると、最近使ってないような食器が、取り出しやすい位置にあるのでちょっと上の方に片付けるかと、食器棚の整頓をはじめる。
ついでに今食った皿も片付けようかと思った時、指に違和感を覚えた。
左手の人差し指が熱い。
まるで消してすぐのマッチを指に押し当てたような熱さと痛み。
ん?
さっきのタバコで火傷したか?
それとも静電気でパチッといったか?
でも、タバコ吸う時は左手は冷たかったんでポケットに入れ、右手だけで吸ってたし、タバコ吸ってもう10分は経ってる。
手があまりに冷たくて感覚異常でも起こったのか?と思い指先を口唇に当ててみる。
熱いお茶の湯のみくらい熱くなってる。
感覚的に指の皮一枚下にBB弾くらいの熱源がある感じ。
その時はあまり気にせず、洗った茶碗を拭きながら茶碗のそこに溜まった水滴を指先に付けてみると、モウモウと湯気が出る。
そして熱源がだんだん広がり指の第二間接より上全体が触れないくらい熱くなってきたので、どう対処してよいか分からず、とりあえず水道を出し、流水で指を冷やしてみた。
ジュッ。
まるで火のついたタバコを水で消したような音がして少し湯気が出た。
しばらく流水で冷やした後、指を観察してみても、あんなに熱かったのに火傷した風でもない。
関節を曲げると多少違和感があったものの、翌日には通常通りだった。
いや、もうMAX熱いときは火が出そうな勢いだったんだけど、ひょっとしてあの人体発火ってこうやって起きるんじゃないかと思った。
ちなみに俺にこんな現象が起きた前日、隣の熊本市ではこんなことが起きてた。
【熊本の住宅街で人体発火現象】
住宅街の路上で女性が炎に包まれ死亡(2008年2月17日11:49現在)
きょう未明、熊本市の住宅街の路上で、女性が炎に包まれ死亡しました。
警察は、死亡した女性の身元の確認を急ぐとともに死亡原因を調べています。
きょう午前1時半ごろ「熊本市国府3丁目の路上で何かが燃えている」と近くの人から119番通報がありました。
消防が駆け付けたところ、炎に包まれた女性が路上に横たわっていました。
火は間もなく消し止められましたが、女性は死亡していました。
現場は、住宅街の路上で、警察が女性の身元の確認を急ぐと共に司法解剖して死因を調べ、事件や自殺などの面から捜査しています。