一昨年仕事でポーランドに一ヶ月いた。
その時、ホテルの向かいにあるパブで仲良くなった警察官に聞いた話。
アウシュビッツと共にポーランドの虐殺現場として有名なカティンの森で、集団自殺が相次いだことがあったらしい。
最初は自殺サイトみたいなので集まった趣味の悪い連中だろうってなったらしいんだが、カティンの森の虐殺と同じくみんな後頭部に銃痕があったらしい。
猟奇殺人の線も出て捜査したらしいが、現場の銃からは自殺者の指紋しか出なかった。
あまりに自殺が多くなったので、地元グニェズドヴオの自警団と警察が合同で毎日パトロールをしたんだと。
俺が仲良くなった警察官も何回か見回りしたらしいが、パトロールを始めて一週間した日に警察官が2人自殺したらしい。
そのうちの一人は彼の弟だったそうだ。
娘が産まれたばかりで幸せそうだったのにありえない。
カティンの森の呪いだって話してた。