その存在には気づいてはいけない

カテゴリー「心霊・幽霊」

某飲食店でバイトしてた時の話。

その店は大手チェーン店で昼どきなんかはそれこそ戦争のような忙しさ。

そんなときある女の子がお客さんにお茶をついで回ってるのに気付いた。

同じ制服を着てるのでバイトの子かと思ったけど、なんせ忙しいのでそれ以上は気にもとめなかった。

次の日もやはりその子はニコニコとお茶をついで回ってる。
ふと気付いたのはその子はお茶しかついでないそれこそ戦争のような忙しさなのに。

昼のラッシュが終わって一息ついたときふと見るとさっきの子は居なかった。

シフトが違うのかと思ってた。

次の日も次の日もその子はラッシュ時しかいない。
おかしいと思ってほかのバイト仲間に聞いてみようとすると、その子の特徴が出てこないんだよね。

その後バイトを辞めることになって店長と話をしてる時に思い切ってその子のことを聞いて見ることにした。

やはり特徴が出てこないので「お茶をついで回ってる女の子・・・」まで言ったとき店長の顔が・・・そうまるで鬼のような形相で睨まれた。

一瞬フリーズするほどの怖い顔、しかも無言・・・。

これは聞いちゃいけないと思って話を濁して帰った。

バイトを辞めてしばらく経って、その事が気になってた俺は客として行ってみることにした。

昼どきやはりその子はいた。
ニコニコとお茶をついで回ってる。

俺のとこにお茶をついできた時思い切って話かけようと「あの・・・」と言ったとき、それまでのニコニコ顔が豹変した。

鬼の形相そうあの時の店長と同じような・・・。

また俺はフリーズした。

結局何も聞けずに店を出るしかなかった。

帰り際にふと見るとやはりニコニコとお茶をついで回ってる。

そして一瞬目が合った。

俺はダッシュで走って逃げた。

その後あの店には行ってないけど、昼のラッシュ時にはやはりお茶をついで回ってるだろう。

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