先週、兄から怖いと言うか不思議な話を聞きました。
兄が職場で知り合ったおばちゃんから聞いた話らしいのですが、おばちゃんがある晩ベッドで寝ていると、人の気配を感じて目が覚めたみたいなんです。
すると、窓から白い袴を着た男達が十人くらいぞろぞろと入ってきて、ベッドで横になっているおばちゃんを無言で見下ろしていたそうです。
普通の人ならここで気絶するくらいびっくりすると思うのですが、このおばちゃん、兄が言うには『めちゃくちゃ気の強い人』だそうで、自分達を見下ろして立っている男達が幽霊だとは思ったらしいのですが、「眠いから寝させて!私が宝くじ当たったらお坊さんいっぱい雇って一斉に供養してやるから今は出て行け!」って怒鳴ったそうです。
すると男達はニヤリと笑って、またぞろぞろと窓から出て行っていなくなったそうなのです。
兄が言うには、そのおばちゃんの家の近くには昔、日本軍の火薬庫があって、事故で大勢の人が亡くなった事があるそうです。
僕はその話を聞いてちょっと半信半疑だったのでネットで調べてみたら、ウィキペディアにその事故の記事があってゾっとしました。