何で俺を笑ってんだよ!

カテゴリー「日常に潜む恐怖」

日常の怖い話を2つ程・・・。

【キレるお父さん】
一昨日の事ですが、夫とスーパーに買い物に行きました。
買い物も終わり喫煙所で一休みしていると、目の前のベンチに父子連れが座りました。

お父さんはウッチャンナンチャンのウッチャンに似た柔和な感じで、子供は目のクリクリした可愛い三歳位の女の子でした。
お父さんは女の子にアイスクリームを買い与えその子は黙々と食べ始めました。

口の周りにアイスがついてとても微笑ましく私はその女の子を見て「可愛いなぁ」と思いニコニコして見つめていました。

ところが・・・です。

ふとお父さんの方に目をやるとじっとこちらを睨んでいたのです。
さらに、こちらを睨みながらお父さんの口元がかすかに動いています。

「・・・何笑ってんだよ、何笑ってんだよ、何笑ってんだよ、何笑ってんだよ・・・」

目が合うとお父さんは立ち上がり「何で俺を笑ってんだよ!」といきなりキレて叫び出し私の髪の毛を掴みました。

「???はぁ?」

いくら誤解だと言っても聞く耳もたず、短気な夫も「子供が可愛いなぁって見てたのにおまえは馬鹿かッ!」とバトル体勢。

お父さんは警備の人に連れて行かれるまで「俺を笑う奴は許さない俺には怖いものはないんだ笑うな笑うなー!」と叫び続けてました。

まさか可愛い子供を見て怒鳴られるとは思いませんでした。
柔和なお父さんだっただけにむちゃくちゃ怖かったです。

その女の子は怯える様子もなくひたすらお父さんを見つめながらアイスクリーム食べてました。
女の子にすればそんなお父さんのキレ具合もきっと日常茶飯事なんだろなぁ・・・と。

【ケツの穴に入れろ】
3人の兄弟が山登りに行って遭難した。
夜になって、「このまま死ぬのか?」と思ったとき、1件の民家が見えた。

助かったと思い訪ねてみると、その家には美人の娘と、めちゃくちゃ怖そうな親父が住んでいた。

「よそ者は泊めない」という親父を、「かわいそうだから」と娘が説得し、物置小屋に一晩泊めてもらう事に。

しかし、その娘のあまりの美しさに目がくらんだ3兄弟は、夜中にトイレに起きてきた娘に襲いかかった。

しかしすぐに親父に取り押さえられ、日本刀を抜かれた。
だが3兄弟は土下座して必死に謝った。

父親は、「ここは山奥で食料も少ない。山から食料を持ってきたら、山のふもとへ抜ける裏道を教えてやろう」と、条件を出した。
3人はすぐに小屋の近辺を探した。

はじめに戻ってきたのは次男だった。
次男は、山ブドウを持ってきた。
それを見た父親は、「それをケツの穴にいれて見ろ」と言った。
次男は言われるまま、1粒のブドウを自分のケツの穴に入れた。
そして次男は裏道を教えてもらい、無事山を降りた。

次に、三男が大きく実った栗を沢山抱えて戻ってきた。
父親は次男と同じように命じた。
三男は必死に頑張って、栗をに入れ始めた。
もう少しで入るという所で、三男は何故か笑ってしまい、栗はいきおい良く飛び出した。
三男は、そのまま父親に切られた。

三男は見てしまったのだ。

嬉しそうに、スイカを抱えてこちらに走ってくる長男の姿を・・・。

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