岡山県の某市の民宿にて

カテゴリー「心霊・幽霊」

20年前に地方回りの営業をしていた頃の話。

岡山県の某市で、いくつかあった定宿がことごとく満室だったので、たまたま泊まった純和風の民宿。
明け方になんとなく目が覚めたら、ちゃぶ台の周りを仲居さんがグルグルと廻ってる。
何度も何度も何度も・・・。

朝飯の準備だと思って気にせずに、もう一眠りしようかと・・・そこで正気になって飛び起きたら誰もいない。
もちろん部屋のカギは内側から掛けてる。
しかも、旧式のかんぬき型だし・・・。

時は流れて3年前の夏。
転職して、上の体験なんてコロッと忘れてたんだけど、岡山県に新事務所を立ち上げることになって、その準備で某市に泊まることになった。

で、地元出身の社員に連れて行かれたのが、上の民宿。
一瞬で全てがフラッシュのように蘇ったよ。

その時に、その社員とおばちゃんが、何やらニヤニヤ笑いながらこっちを見てた目に悪寒が走った。

電車のない遅い時間だったが、自分の携帯でタクシーを呼んでとりあえず駅まで行って、待合室で一晩明かした。

いったい、なんだったんだろう・・・。

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