年の近い従姉妹が若くして亡くなった時の話。
葬式は家族全員で行ったが49日は母だけが田舎に帰った。
帰ってきた母の話によると「従姉妹がまだ成仏していない、階段を上り下りする足音がする」と怖がって家族全員で毎晩拝んでいたらしい。
その話を聞いて私は「家族から怖がられるなんて可哀相に!」って母に言った。
その子の事を考えてたせいか、その夜田舎のいとこの家の夢を見た。
夢の中でもその子の葬式をやっている。
何気なく外へ行こうと、ドアを開けて閉めたらドアの影に従姉妹が立っていた。
夢の中だけど、完全に『見てはいけないもの』と認識して心臓が止まりそうだった。
と、亡くなったはずの従姉妹が「○○ちゃん・・・」と私の名前を呼んで手を伸ばしてきたので私は全速力で逃げた!!
逃げながら「ごめん!やっぱり私も怖い!可哀相だけど怖いよー!!!」と叫んじゃった。
そこで目が覚めて飛び起きたんだけど、汗びっしょりだった。
何が怖かったってそのあと。
母がうなされてる私を起こしてくれたらしいんだけど母が「あの子が来た?」って聞いてきた。
みんなとお別れするのが寂しくて逢いに来たんだろうに、みんなから怖がられて・・・浮かばれないね。