じゃぁアレは誰だったの?

カテゴリー「心霊・幽霊」

幼少時代の話。

祖父母の家に、口を聞けない女の人が住んでいた。
祖父母の家に遊びに行っても、居る時と居ない時があったんだけど、居る時は部屋の片隅でぼうっとしてて、大人の談笑に交わることもないし、喋ったところを見たことないし、その人に話しかけているのを見たことがなかったから、障害のある人だから、あえて話しかけないんだと思ってた。
だから自分も話しかけることはなかった。

一族に似たような顔が居たから遠縁の親戚なんだと勝手に思ってたんだけど、何時の頃からか、その女の人を見かけることがなくなって、「違う親戚の家に行ったのかしら?それとも病院とか、施設とかかなぁ?」なんて思ってた。

大人になってから「そういえば?」なんてふと思い出して、例の女の人のことを親に尋ねたら、「そんな女の人なんか知らん、祖父母は2人暮らしだった」って・・・。

じゃぁアレは誰だったの?

祖父母が立て続けに亡くなって、祖父母の家を整理してた時に祖父のアルバムを眺めていたところ、その女性が居たのですよ。
若い頃に亡くなったという祖父の叔母でした。

見えなくなってしまったのは、霊感が強いといわれる幼少期を過ぎてしまったからなのか。
それとも成仏したのか、別の場所にいってしまったのか?

それとも、今でもあの家に居るのでしょうか・・・。

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