工事現場に携わっていると時々奇妙な話を聞いたりする。
ある工事現場に地元では首切り岩と呼ばれている岩があったそうな。
昔からその岩に触ると祟りがあるから決して触れてはいけないと。
幸いなことに無事故無災害で工事は完成したらしいのだが、工事の打うち上げの際の話。
俗に言う見える人が言い放った一言に一同凍りついたそうな。
見える人:「みんなに言うと怖がると思ってずっと黙っていたんだけど、あの現場事務所の中、よく生首がスゥーッと通っていたんですよ。」
また、トンネル用水路の改修工事現場での話。
もともとあった手掘りかなんかのトンネルの中に新たに大きな鋼管を入れ、最後にその地山と鋼管の隙間を充填するという工事だったそうな。
「たまに誰もいないはずなのに誰かが鋼管をノックする音がするんだよな。しかも鋼管の外側から・・・。外側って言っても十数センチ位の隙間しかないハズなのにな。」