シベリアでの埋葬

第2次世界大戦後、シベリアに抑留されてた親戚のじーちゃんの話。

栄養失調と寒さで、何人かの友人をシベリアの収容所で亡くしたらしい。
そうすると、必ず日本人同士で森の奥に埋葬しに行くんだって。
で、そのじーちゃんは、何度かそれに同行したらしいんだけど、狼とか獣に死体を荒らされるから、雪をかき分けて、凍った地面を必死で掘って死体を埋葬するらしい。
帰りはへとへとになっちゃうんだって。

で、帰りに収容所の近くの民家で紅茶を飲ませてもらうのが習慣らしく、じーちゃんもよく一杯飲ませてもらったらしい。

その時に、その家のナターシャさんだかナタリヤさんだかいうおばさんが必ず一人分余計にお茶を出すんだって。

じーちゃんたちは、しばらくの間そのお茶はナターシャさんの分なんだと思っていたんだけど、ある日じーちゃんがナターシャさんに「あなたも座って一緒に飲んでください」と言ったら首を振って「お客に出したお茶を飲めないよ!」と笑ったそうです。

そして、「1、2、3、4、5」とお客を指差して「人数分だよ。」と言うのだそうです。
もちろん、5のところには誰も座ってなかったらしい・・・。

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